このVPN初心者向けガイドでは、実際の操作順に沿って、アカウント作成と料金プランの選択、決済確認、サブスクリプションの取得とクライアントへのインポート、ウェブサイトへの接続や通信の振り分けの確認までを説明します。決済が完了しても設定が済んだとは限らず、クライアントに接続済みと表示されても、対象アプリが選択した経路を使っているとは限りません。問題が起きたら、注文を繰り返したり設定を一度に変更したりせず、該当する手順を確認しましょう。
始める前に:アカウント・サブスクリプション・クライアントの違いを確認
アカウントでは注文やプラン、サービスの認証情報を確認します。サブスクリプションURLは、クライアントに接続設定を取得させるためのものです。クライアントは、その設定を端末上で実行します。それぞれ関連していますが、役割は異なります。ウェブの管理画面にログインしただけでは、端末の通信経路は変わりません。また、アカウントのパスワードをクライアントのサブスクリプション欄に入力しても、接続設定は取得できません。
まず、端末の通常のネットワークで一般的なウェブページにアクセスできることを確認してください。ホテルや学校のネットワークでウェブ認証が必要な場合は、クライアントを設定する前に認証を済ませます。接続を試すために、元のネットワーク設定を削除したり、ファイアウォールを無効にしたり、提供元不明の証明書をインストールしたりしないでください。
- ✅ VPNSitの公式サイトにアクセスしていることを確認し、正規の管理画面へのリンクを保存します。
- ✅ 端末のOSを確認し、管理画面または公式ガイドで案内されている入手先からクライアントを準備します。
- ✅ アカウント情報を安全に保管できる場所を用意します。パスワードやサブスクリプションURLを公開メモに保存しないでください。
- ❌ 他人から送られた共有サブスクリプションを自分の設定の代わりに使ったり、設定一式を他人に渡してテストを依頼したりしないでください。
アカウントを作成して料金プランを選ぶ
VPNSitでは、ユーザー名とパスワードだけでアカウントを作成でき、メールアドレスは不要です。他のサイトで使っていないパスワードを設定し、安全に保管してください。作成後、ユーザーパネルにアクセスできることを確認します。アカウントの画面から先に進めない場合は、入力内容と画面の案内を確認し、決済はまだ行わないでください。再度アクセスするにはユーザーパネルのログインページを利用します。
プランを選ぶ際は、毎月継続して使うのか、特定の時期にまとめて使うのかを考えましょう。月額プランのデータ容量は契約開始日にリセットされ、毎月1日に一律でリセットされるわけではありません。データ容量プランは有効期限がなく、使い切るまで利用できます。接続台数が無制限でもデータ容量が無制限になるわけではないため、複数の端末で使う場合も残量を確認してください。
| プラン | 料金 | 課金方式 | データ容量 | 接続台数 |
|---|---|---|---|---|
| 月額プラン 60GB | ¥9.9 / 月 | 月額プラン | 60GB / 月 | 無制限 |
| 月額プラン 250GB | ¥18 / 月 | 月額プラン | 250GB / 月 | 無制限 |
| 月額プラン 500GB | ¥28 / 月 | 月額プラン | 500GB / 月 | 無制限 |
| データ容量プラン 300GB | ¥158 | データ容量プラン | 300GB、有効期限なし | 無制限 |
| データ容量プラン 1000GB | ¥358 | データ容量プラン | 1000GB、有効期限なし | 無制限 |
| データ容量プラン 3000GB | ¥658 | データ容量プラン | 3000GB、有効期限なし | 無制限 |
選び方:毎月継続して使う場合は、月額プランのデータ容量と予算を比較しましょう。利用間隔が不規則な場合は、有効期限のないデータ容量プランが選択肢になります。使用量がまだ分からない場合は、接続する端末が多いという理由だけで大容量プランを選ぶ必要はありません。まずは実際の消費量を確認しましょう。月額プランを途中でアップグレードする場合、差額は残りの日数に応じて計算されます。
決済後に注文状況を確認する
VPNSitでは、Alipay、WeChat Pay、USDTに対応しています。決済に進む前に、プラン名、金額、課金方式をもう一度確認してください。USDTで支払う場合は、決済画面に表示されたネットワーク、アドレス、金額を必ず確認します。以前保存したアドレスや他のサービスのネットワーク設定をそのまま使わないでください。
- 管理画面で対象のプランを確認し、該当する注文の決済ページを開きます。
- 画面の案内に従って決済し、元の注文ページに戻って状況を確認します。
- 注文が処理済みであることを確認し、管理画面でプラン、残りのデータ容量、サービスの状態を確認します。
- 決済記録と管理画面の表示が一致しない場合は、注文IDと決済の証明を保存してサポートチケットから問い合わせ、重複決済を避けてください。
注文に対応したサービス情報が管理画面に表示されていることを確認します。決済アプリに完了と表示されただけでは不十分です。決済後にサブスクリプションの入口が見つからない場合は、決済時と同じアカウントでログインしているか確認してください。VPNSitでは、初回決済から7日以内であれば理由を問わず全額返金を申請できます。注文の確認や対応を依頼する場合は、状況を説明してサポートチケットページからお問い合わせください。
サブスクリプションを取得し、クライアントの対応状況を確認
ユーザーパネルでサブスクリプションまたは設定の項目を探し、画面に表示されている名称を確認します。クライアントごとに形式を選べる場合は、使用するクライアントを先に決め、対応するサブスクリプションをコピーしてください。サブスクリプションURLには通常、アクセス認証情報が含まれているため、公開してよい一般的なURLではありません。コピー時は内容をすべて保持し、余分な空白や改行が入ったり末尾のパラメーターが欠けたりしないようにしてください。
Shadowsocks、VMess、Trojan、VLESS、Hysteria2、TUICは、それぞれ異なるプロキシプロトコルまたは方式です。名称を書き換えるだけで相互に変換できるものではありません。クライアントが設定ファイルを読み込めても、実行エンジンがすべてのプロトコルに対応しているとは限りません。実際に利用できるプロトコルは、管理画面の設定とクライアントの説明を確認してください。この記事に記載した名称だけを根拠に、VPNSitがすべて提供していると判断しないでください。
プロトコル、サブスクリプション形式、回線の種類は、それぞれ異なる要素です。直接接続、中継、IEPL専線は通信経路や回線の構成を表すもので、クライアントが特定のプロトコルに対応するかどうかを決めるものではありません。また、目的のウェブサイトへの接続を保証するものでもありません。初回設定では、公式ガイドに記載された対応形式を優先し、独自に変換してからトラブルシューティングを始めることは避けてください。
サブスクリプションを取得できない場合でも、完全なURLを公開変換サイトに貼り付けないでください。まずプランの状態、URLの欠落、形式の選択を確認します。それでも更新できない場合は、エラー情報の機密部分を隠してサポートチケットから問い合わせてください。URL全体が漏えいした場合は、管理画面で認証情報をリセットできるか確認するか、サポートに連絡してください。
クライアントをインポートし、システムの利用許可を完了する
VPNSitはWindows、macOS、iOS、Android、Linuxに対応しています。お使いの端末に合った案内はクライアントのダウンロードページで確認できます。アプリによってメニュー名は異なりますが、基本的な流れは同じです。サブスクリプションを追加し、設定を更新して、設定とノードを選択してから接続を開始します。インストールしただけでサービスが有効になったと判断しないでください。
- OSに合ったクライアントをインストールし、サブスクリプションまたは設定の管理画面からURLでインポートする項目を選びます。
- 管理画面からコピーしたURLを貼り付けて保存し、更新を実行してノードが表示されることを確認します。
- インポートした設定と使用するノードを選び、公式ガイドに従ってルールモードまたは該当する接続方式を有効にします。
- システムの許可ダイアログを読み、インストールしたクライアントからの要求であることを確認して、必要なネットワーク設定の権限を許可します。
- 接続を開始します。現在の設定はそのままにして次の手順で動作を確認し、高度な設定を急いで変更しないでください。
デスクトップOS:システムプロキシとトンネルモードの違い
WindowsやmacOSのクライアントでは、システムプロキシやTUNなどのモードを選べる場合があります。システムプロキシが影響するのは、システムのプロキシ設定に従うアプリが中心で、一部のアプリは適用されません。TUNは仮想ネットワークインターフェースを介して通信を処理し、通常は追加の権限が必要です。Linuxでも、サービスプロセス、デスクトップのプロキシ、コマンドラインアプリで設定が異なることがあります。デスクトップのスイッチだけで、すべてのアプリの通信経路を判断しないでください。
モバイルOS:権限を許可した後、接続を開始する
iOSクライアントでは通常、VPN構成の追加が必要です。また、入手先はApp Storeの地域によって異なる場合があります。Androidクライアントでは、システムのVPNサービスを通じて選択した通信を処理することがよくあります。システムにVPNの表示が出ても、関連するトンネルが有効になったことを示すだけで、すべてのアプリがリモートノードを経由するとは限りません。他のVPNアプリやローカルの通信フィルターツールを使用している場合は、機能の競合が起きていないか先に確認してください。
接続・出口IP・通信の振り分けを確認
まず一般的なウェブページで確認し、その後、対象のアプリをチェックします。普段使っているウェブサイトに引き続きアクセスできることを確認してから、国際回線を必要とするページを開いてください。次にIP確認ページにアクセスし、そのリクエストで表示される出口情報を確認します。確認ページ自体も通信ルールの影響を受けるため、その結果だけで端末上のすべてのアプリの通信経路を判断することはできません。
ルールモードでは、ドメイン、アドレス、アプリなどの条件に基づいて、プロキシ経由か直接接続かが決まります。グローバルモードでは通常、クライアントが処理するより多くのリクエストが選択したプロキシを使いますが、端末の通信すべてが処理されるとは限りません。確認時は同じノードとモードを保ち、テストするアプリだけを変えることで、回線、ルール、アプリ自体のどれが原因かを切り分けやすくなります。
DNSはドメイン名をIPアドレスに変換します。DNSリクエストが想定した経路を通らないと、検索情報が漏れる可能性があり、ルールの判定と実際の接続が一致しないこともあります。まず公式ガイドまたは設定に含まれるDNSを使い、他のガイドから出所の分からないDNSサーバーを組み合わせないでください。ブラウザー内蔵の暗号化DNS、システムのDNS、クライアントのDNSでは経路が異なる場合があります。ウェブページが表示されることだけでは、DNS漏えいがないとは判断できません。
- ✅ 普段使う一般的なウェブページにアクセスでき、基本ネットワークが設定によって明らかに切断されていない。
- ✅ ブラウザーのトップページだけでなく、対象のウェブサイトと実際に使うアプリの両方を確認している。
- ✅ 使用中の設定、ノード、モードを把握し、どの通信が直接接続される想定か説明できる。
- ✅ 再接続後に対象アプリを開き直し、古いページのキャッシュではないことを確認している。
不具合が起きたら該当する手順から確認
インポートに失敗する、またはノード一覧が空
まず、管理画面のウェブアドレスではなくサブスクリプションURLをコピーしたか確認し、プランの状態とクライアントの形式をチェックします。解析エラーが表示された場合は、クライアントのバージョンとプロトコルへの対応状況を先に確認してください。すぐに回線の停止と決めつけないでください。サブスクリプションの更新が成功しても項目が表示されない場合は、エラー内容を保存してサポートに連絡します。アカウントを何度も作り直して解決しようとしないでください。
接続済みと表示されるのにウェブページが開かない
まずクライアントを切断し、基本ネットワークが正常か確認します。その後、既知の設定を再び有効にし、システムプロキシまたはトンネルが実際に起動しているか確認してください。ドメイン名でのアクセスだけに問題がある場合はDNSを確認します。すべての接続先にアクセスできない場合は、管理画面にある別のノードを試してください。一度に変更する条件は一つにして、変化を記録し、有効な設定を上書きしないようにしましょう。
ブラウザーは正常だが、業務アプリや動画アプリで問題が起きる
対象アプリがシステムプロキシに従うか、通信の処理対象から除外されていないか、ルールで接続先が直接接続に分類されていないかを確認してください。通信経路を変更した後、アプリを完全に終了して再起動する必要がある場合があります。ウェブサイト側にアカウントの地域、利用権限、リスク管理上の要件がある場合、回線を切り替えても利用条件を満たしたことにはなりません。アプリ側の制限を、サブスクリプションが必ず無効になった証拠とみなさないでください。
サポートチケットを送る際は、OS、クライアント名とバージョン、問題が起きた手順、エラーの原文、試した操作を記載してください。スクリーンショットでは、パスワード、サブスクリプションURL全体、決済情報の機密部分を隠します。設定ファイルをそのまま公開アップロードしないでください。
設定完了後のメンテナンス
初回の動作確認ができたら、正常に動作した設定を保管し、公式の案内に従ってクライアントとサブスクリプションを更新します。ノード一覧に変更があった場合は、手動でコピーした古い項目に頼り続けず、元のサブスクリプションから更新してください。接続台数に制限がないため複数の端末で利用できますが、各端末でインポート、権限の許可、動作確認が必要です。パソコンで使えたからといって、他の端末も設定済みだと判断しないでください。
残りのデータ容量と月額プランのリセット日を定期的に確認してください。ダウンロード、クラウド同期、動画再生ではデータ容量を継続的に消費することがあります。使用量が想定より多い場合は、まずバックグラウンドの処理を確認しましょう。管理画面の操作について詳しく知りたい場合は初心者向けガイドを、課金方式を比較したい場合はプラン・料金ページをご確認ください。
完了の目安:アカウントと注文を確認でき、サブスクリプションを更新でき、クライアントにノードが表示され、システムの許可が完了していること。さらに対象アプリで実際に動作を確認し、接続の切断方法と不具合の確認方法を把握していることが必要です。これらを満たして初めて、注文から通常利用までの設定が完了したといえます。「接続成功」の表示だけで完了としないでください。